3月に基山町よりご依頼をいただき、「暮らしの中のスマホ講座(基礎編・応用編)」を2回にわたって開催しました。
60代〜70代の女性が中心で、参加者は合計のべ25名。
和やかな雰囲気の中でスマホの基本操作や安心して使うための設定を学んでいただきました。
きっかけと目的
広報誌の配布直後にはすぐに定員に達し、地域での関心の高さを実感しました。
特に「わからないことを誰に聞いたらいいかわからない」といった声も多く、日常生活の中でスマホとの向き合い方に悩む方が多い印象。
今回は、そんなお悩みにできる限り寄り添い、“すぐに使える・暮らしに役立つ”内容を一緒に体験することを目的として内容を考えました。

講座の様子
1回目(基礎編)では、基本操作や通知の設定を中心にグループワーク形式で進行。
参加者の方が同じOS(iPhone/Android)同士で自然に教え合えるようにグループ分けし、「隣同士で教え合う空気感」がとても良かったです。


2回目(応用編)では、前回のアンケート内容をもとに「LINEのセキュリティ設定」「QRコードの読み取り」「迷惑電話の対処法」など、生活に密着したテーマを厳選してお届け。
また、質問が出た際にはマイクを通して全体に共有するなど、「自分だけの疑問が、皆の学びにもなる」工夫も取り入れました。


アンケートで寄せられたご感想(一部抜粋)
- 「再起動のことや、迷惑電話への対処法が学べてよかった」
- 「QRコードがこんなに簡単に読めるとは知らなかった!」
- 「周りの方と自然に助け合えて安心できた」
- 「LINEのプライバシー設定など、実際に役立つ内容が多かった」
- 「わかりやすくて、今後もまた参加したい」
- 「グループで仲良くなれたのが嬉しかった」
- 「セキュリティ対策については初めて知ることが多かった」
参加者の満足度は90%。
特に2回目の講座では「もう少し時間が欲しかった」という前向きなご意見もいただきました。
お伝えしたいことはたくさんあるのですが、時間が足りなかったり、情報過多もよくないのでとても悩ましいところです・・・。
WebEssentialsとしての取り組み
今回のような地域向けセミナーの実施は、普段の業務であるホームページ制作やパソコンサポートとは少し異なる場ではありました。
しかし、「顔の見える関係性の中で、安心して相談できる環境をつくること」を大切にしている点では通じるものがあります。
スマホやパソコンに苦手意識があっても、「ここなら聞いていい」と思っていただける。
そんなきっかけとして、こうした地域活動を今後も続けていけたらと考えています。